Forever21が好きだった全てのアメリカかぶれへ
アメリカかぶれだった私は、中学生の頃一番近く安く自分の理想とする服装を買うことのできる店がForever21だった。
いわゆるファストファッションが日本に台頭し始めた頃だったと思う。
Miley CyrusやSelena Gomezが世間を賑わしていた時代です。
アメリカが全てだと思っていたし、アメリカに住んでいない英語の喋れない私は負け組だと本当に考えてたんです。
まあ少なからずその思考は今の私に影響はしていると思います。
タンクトップにおしゃれなキモノガウン、黒いスキニーに革製の洒落たビーサン、フリンジのついたバケツバッグ、ターコイズのブレスレット。ほしいものは全てそこにありました。
コンビニには海外セレブのゴシップ誌が乱立。
GOSSIPS等の雑誌です。塾帰りによく読んでました。
Forever21には雑誌に出てくるような露出度が高いがヘルシーな服が多くありました。あたかも純ジャパでない帰国子女を気取れるような洋服たちです。
品質は悪く、5、6回洗濯したら着られなくなることがほとんど。ほつれたり、縮んだりモノにもよりますがあまり良い生地であったとは言い難いです。
その後私たちは成長して高校生大学生になった頃には、Foreverを見限ったのではないでしょうか。少し高くてもツーシーズン使えるH&MやZaraにはコンサバティブなものが多く、東京というアーバンでも十分見劣りしない服が多くあったのです。
そしてユニクロからGUという刺客の投入。
無難で流行を抑え、人と違う浮くことを好まない日本人にはピッタリのブランドです。今では10、20代の制服となりつつあります。
ただし品質は悪い。ですが、Foreverほどではありません。
そんなこんなで、足が遠のいてしまったForever。あのたくさんのアクセサリーコーナーにいつもドキドキしました。レジ周りのバスアイテムやポーチをいつも手にとってしまいました。そして、流行を抑えた服たち。なんだかんだ、足を運べば一着は欲しいと思う服があるように、誰にでも合わせてくれるのがForeverでした。
友人との旅行やお出かけの前には、新しい服を安価で買えるForeverはまるで天国のようでした。
本当に私の青春の一部になっていたと思います。運営の皆様、お疲れ様でした。
もう、あの黄色い袋と裏に書いてある聖書の引用を見れなくなるなんて悲しいです。